朝ドラ「らんまん」ほっこりさせつつ現実も描いた2週目

朝ドラ「らんまん」2週目まで見た感想をつらつらと書いてみたいと思います。

2週目まではまだ子役の小林優仁くんが主人公の万太郎を演じていましたが、素晴らしかったですね!

1週目でも身体が弱いことの悔しさや悲しみ、植物に夢中になる無邪気さ、母を想う優しさと無力感を見事に演じていて胸を掴まれました。

さらに2週目では植物の本を読みたいがために勉学に目覚め、メキメキと力をつけていきますが、あの利発そうな顔!

最後に自由に振る舞う万太郎を押さえつけようとした小学校の教師を英語でやりこめるシーンにはスカッとしました。

もう優仁くんが見れなくなるのは寂しいですけど、とっても印象に残る子ども時代だったと思います。

 

「らんまん」は2週目まで植物に夢中な万太郎にほっこりしつつも、明治初期の女性の扱いも描かれていました。

万太郎の家は由緒ある酒蔵ですが、万太郎は祖父も父親も亡くしており、実際に店を仕切っているのは祖母のタキ。

でもそんなタキでも女性は汚れているからと酒蔵には入ることができません。

万太郎の姉・綾が酒蔵に入ってしまった時も頭ごなしに叱られ、酒蔵を清めろと大騒ぎでした。

綾は酒蔵の仕事に興味があるし、家のことも家族のことも大切にしているしっかりした女の子。

なのに時代のせいでしたいことをさせてもらえない…。

万太郎の活躍だけでなく、そんな女性が蔑視されていた時代をしっかり描いてくれるのは嬉しいですね。

これから万太郎が植物学の道に進むとなると、跡取りはできないわけで。

綾が婿をとって家を継ぐのか、綾のこれからも非常に気になるところです。

 

また、1週目では広末涼子さん演じる母親のヒサと、ディーンフジオカさん演じる坂本龍馬が万太郎を導く役どころとして印象的でしたが、2週目は寺脇康文さんが登場!

万太郎の勉学への興味を引き出し、実際に見て確かめることの大切さを教えた池田蘭光を演じていました。

高名な学者なのに飄々とした雰囲気をもつ池田蘭光がピッタリで、登場すると楽しい気持ちになれました。

 

いよいよ3週目からは神木隆之介さんが登場するので、どう物語が展開していくのか楽しみです!